
出典:産経新聞
国民民主党の平野博文幹事長が19日に参院選の応援演説で、京都アニメーションのスタジオ放火殺人事件に触れ、ライターを聴衆に見せながら不謹慎な発言をしたとして、批判の声が各メディア・ネットを通じて拡散している。
ライターを持ちながら京都アニメーションの放火事件に言及
19日夜、平野氏は滋賀県栗東市で開かれた候補者の個人演説会で、応援弁士として登壇し、事件について「お見舞いを申し上げたい」と述べた上で、不意にライターを取り出して発言したという。
ライターを聴衆に見せながら「皆さんの心を燃やしたいと買ってきたが、京都みたいになったら困るので今日は使わない」と発言していたことが、翌日の20日、分かった。
アニメ制作会社「京都アニメーション」(京アニ)の京都市伏見区のスタジオから出火し、30名以上の人が死亡した事件を受け、政治家からも哀悼の意を示す発言が相次いでいる。
ただし、参院選期間中とあって、中には便乗して候補者や政党をアピールしているととらえられかねないようなコメントもあり、ネット上などでは「政治利用だ」などと批判を浴びている。
この件に関して平野氏の事務所は「担当者が不在でコメントできない」としている。
前日の18日には、京都市の門川大作市長、社民党杉並支部をはじめ不適切的発言が続いた
京都市の門川大作市長は事件直後の18日夜、同市内で開かれた候補者の演説会で事件を引き合いに、「火事は3分、10分が大事。選挙は最後の1日、2日で逆転できる」と発言。
翌19日、文書で「事件について多くの方が不安や悲痛な思いを抱かれている中、不適切であり、心からおわび申し上げます」と発表した。
一方、社民党杉並支部は18日夕方、ツイッターで事件に触れた上で「杉並区内にも(アニメ)制作会社があります。社民党は『表現規制』に反対し制作会社で働く皆さんの労働環境改善に取り組んできました」と投稿。数時間後に削除されたが、「こんなときにまで党の宣伝か」「不謹慎だ」などと批判が殺到した。
同党は「選挙でがんばらなければならないという熱心さのあまりに担当者が書き込んでしまった。不適切な内容で二度とないようにしたい」とコメントした。
恥を知りなさい!~ネットでの批判が続出
- 辞めてください。今まで辞任した方とは比べ物にならない酷さ!
- こういう無神経が、国会野党議員です。
- 国民民主終わった
- 国民民主党ったって、元をたどれば『あの民主党』
- これは許してはいけない冗談。
- すげえ空気が読めないおじさん。国民民主の幹事長って最低だな。
- 新聞テレビはこれ責めないの?
- これが野党やねん。政治家以前に人間としての道徳を忘れとるんじゃ。
- 京都アニメーションの惨事は日本だけでなく世界の人達が心に傷を受けました。どうゆう気持ちでこの惨事を揶揄したのか知りませんが人として平野博文をゆるせません。
ライター手に「京都みたいになったら困る」 国民民主の幹事長https://t.co/XIFfsBTlUR
→ライターを聴衆に見せながら「皆さんの心を燃やしたいと買ってきたが、京都みたいになったら困るので今日は使わない」と発言
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 20, 2019