浅草は、日本人にとって東京見物(かつては観光ではなくそういった)の最も大切な場所のひとつだったはずだ。
だのに、この数年で、浅草へ行くとほとんどが外国人観光客ばかりだ。
正直、仲見世どおりを歩いている人の半分以上、いや7割ぐらいは、外国人観光客が占めているといっても過言ではない。聞こえてくるの、韓国語、中国語、そして、英語に、意外にヨーロッパ語、あと、タイ語、ベトナム語をはじとして東南アジアの言葉ばかり。
ああ、もう、浅草いきたくね-----!
とうんざりしている日本人の方、結構多いんじゃないかな、と思われますが。
でも、本当は、浅草が好き!だから、そう思っているのが本音でしょうね。
そんな、かつて日本の日本人らしい牧歌的な雰囲気で、浅草をじっくりと散歩して、お参りしたい、と思っているあなたに朗報。
浅草の観光に残された、もっとも素敵な時間帯があるのです。
そう、
浅草で日本人がじっくり楽しめる時間帯が夜!なのです。
それも、夜、8時を過ぎたあたり、が、おすすめです。
そのわけは簡単。
自分が海外旅行に行ったときの夜の行動を考えればいいのです。
もしあなたが、ハワイでも、ニューヨークでも、ローマでも、バリ島でもいい、海外の旅行の現地にいったら何をしますか?
まずは、食事ですよね。
ちょっと有名なレストラン、あるいは、観光客にもやさしい飲食店、ガイドさんがおすすめする地元ならではのバル等等。
ともあれ、せっかく時間とお金をかけて来た海外旅行なので、その土地ならではの食事や雰囲気を楽しみたいので、圧倒的に食事に注力をそそぐわけです。
そのため、もはや昼の観光客でごった返していたお寺さんなんで、もはやどうでもいいわけです。
また、観光客にとって、人でごった返していた雰囲気の方が、お祭り的な観光的な気分を楽しめていいわけです。そこらへんが、そもそも、お寺への参拝という考え方と、外国人の違いなのです。
まあ、もちろん、昔から今でも、観光気分で騒ぎながらお参りする日本人がいないわけでもありませんが、修学旅行というイベントであるていど観光のモードを教育されてきた日本人と外国人、特に、中国、韓国系の方々の「お寺」という聖地への観光のモードは、決定的に違うといっても過言ではありません。
また、夜が楽しめる、という要素は、光の効果が大きく作用します。
浅草寺のスポットライトの演出が、完璧すぎる
そうなんですよ!今の浅草寺の夜のスポットライトがとても完璧すぎるんです。
ほら、五重塔がこのとおり。
仲見世通りの裏道も、妙に風情があったりして。
この闇と光を堪能しながら、ゆっくりお参り。
そして、ここから国際通り方面に、繰り出して飲み屋探しもいいかもですね!
浅草は、日本の中の日本なので、古い酒場や穴場が一杯あるけど、外国の方とは違って日本人はきちんと日本語話せるし、日本語も読めますよね。
あとは、食べログなんかでいい店を探してもいいし、ふらりと直感にたよってみるのもよし。
ともあれ、
浅草寺は、今、闇と光のコントラストを楽しみながら、お参りする新たなコース、とおすすめいたしい!
ちなみに、浅草近辺は、一般の飲み屋とか、昼間から空いているけど夜は10時台で閉店する店とかも多いので、そこらへは注意ですね!
さあ、あなたも、ドンドン、浅草へ、行ってみよう!
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