イギリスが欧州連合(EU)から離脱に抗議するため、テレビをはじめとしたマスメディアにおいて知る人ぞ知る年代においては、レトロな事件が勃発している。
全裸になってEU残留を訴える女性が現れて話題になっている。
離脱まではあと1ヶ月と10日ほどだが、議会は紛糾して行き詰まっている。
経済に打撃を与える「合意なき離脱」が現実味を帯びる中、英国内の論争は激しさを増している。
全裸で抗議してるのは、女性経済学者ビクトリア・ベイトマン氏。2月になり、テレビやラジオの番組に相次いで全裸で登場し、「離脱すれば、英国は裸になってしまう」というレトリックを体言して、離脱阻止のために自らが全裸になって登場しているというわけだ。
自らも教壇に立つケンブリッジ大学においても、学生向けて全裸で講演したという。
著名ジャーナリストのレイチェル・ジョンソン氏もこれに加勢。出演したテレビ番組の途中で突然服を脱ぎ、上半身裸になって残留を呼び掛けた。
レイチェル氏は、強硬離脱派の代表格ボリス・ジョンソン前外相の妹として知られる。
はて、実際に、英国がある種の経済危機に陥るという危機感は、うなずけなくもないが、それが「裸」であり、またその「裸」さらす、ということが何を意味をするのか、という疑問を持つ人も少なくない。
1970年前半に似たような状況があった
かつて、1970年前半に、ストリーキング(Streaking)という、注目を集めながら、社会的な抗議を名目に公共の場を全裸で走る、というパフォーマンスが話題となったが、日本においても実行した人たちがいたのが思い起こされる。
実際に日本において、公共の場全裸を露出した場合、公然わいせつ罪(刑法174条)で逮捕されるはずなのだが、たとえメディアではありますが、英国においていかに?気になるところある。
出典:ロンドン時事、JIJI.COM
コメント