女子1万メートルの新谷仁美(積水化学)の東京オリンピックへの抱負の一言が話題になっている。
その話題のキーワードが「ぎゃふん」だ!」
これは、陸上の日本選手権長距離種目で優勝して、東京オリンピック代表に決まった男女3選手が12月5日に大阪市内で記者会見での新谷仁美選手のコメントだ。
女子1万メートルの新谷仁美(積水化学)は「トラックの長距離はアフリカ勢が強く、日本人は無理だろうと思われがちだが、どうしてもぎゃふんと言わせたい」と五輪に向けて力を込めた。
ぎゃふん、という言葉はたまに聞かれるが、古い言葉のように聞こえたので調べてみた
現実的には、私たちの生活の中で、よく漫画にでてくるように何か驚いたときに「ぎゃふん」といういい方はまずしませんね。
まあ、あえて漫画の真似をして
「お前、この間、〇〇でタチションしてただろう!」
「ぎゃふん!え、見てたの」
のようなありありの言葉のやり取りに出てくることはありませんが、まず、現実的に本当に驚いたときにギャフンというようなことは、ありえませんね。
調べてみますと、この「ぎゃふん」は江戸時代からの発祥のようです。
一つには、驚きの「ぎゃー!」という叫び声。
それに、首を傾げてちょっとかみ砕いてなっとくするような「ふむふむ」という言葉が合わさったものと言われています。
所説いろいろありますが、決定的なものは見当たらいませんが。
その他、江戸時代の文献に「ぎょふん」という言葉が出てくることも多いようです。
それもやはり、「ギョっとする」の「ぎょ」から派生したものと考えられます。
他には、江戸時代後期の儒学者である大塩 平八郎(おおしお へいはちろう)が捕らえられた際、逢坂奉行に対して
「義や憤なり、義や憤なり、悔しきかな」
と言った言葉から来たともいわれています。
まとめ
いずれにせよ、予期せぬような結果を出して回りの人を驚かす、という意味での「ぎゃふん」はある種の結果を出してこそ、出てくる言葉なのでしょうね!
2021年のオリンピックでの新谷仁美選手の「ぎゃふん」な結果を是非期待したいものです!