スポンサーリンク

加藤浩次(極楽とんぼ)吉本残留を明言報道から一転して「エージェント契約」締結へ ”何がどう変わるのか”を解明する

芸能
出展:時事通信社

出展:時事通信社


吉本興業の所属タレントによる「闇営業」問題で、経営陣が変わらなければ吉本興行をやめると明言していたお笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次氏(50)が、

2019年8月9日、自身が司会を務める日本テレビ系の朝の情報番組「スッキリ」で、「吉本に残る」ことを謝罪とともに発表した。

当初「残留」という言葉が使われていたが、それから一転、実は従来のマネジメント契約ではなく「エージェント契約」、つまりフリーに近いカタチであることが判明した。

マネジメント、エージェント、一見似て非なる契約の推移を加藤氏のコメントを解析した上で、明確化してゆく。

スポンサーリンク

吉本の改革に向けての前向きな流れを作るため

加藤氏は、闇営業問題で宮迫博之さんと田村亮さんが開いた会見を受け、7月22日放送の番組で「いまの社長、会長の体制が続くならやめる」と発言し、進退が注目されていた。

「今回いろんな思いがあって、エージェント制度というのを提案させていただいて、吉本に残る形になってしまった」と説明した。

そのコメントの中で問題の経緯と吉本興業の契約制度の改革について考え方を話し、吉本側がよりよい方向に向かい、関わった芸人たちの向上も視野に入れての判断であるとした。

「僕の発言で一緒に仕事をやっている方にも本当に迷惑をかけたし、テレビを見ている視聴者の方にも、いろんな意味で心配もしていただいた。迷惑をかけた方たちに本当に謝罪したいと思います。ほんと、すみませんでした」

その後、「残留」ではなく、エージェント契約であることを説明

加藤氏はその後、2019年8月10日深夜のMBSラジオ「極楽とんぼ オレたちちょこっとやってまーす!」に生出演した。

そこでは、吉本興業に提案した「エージェント契約」締結について、厳密には「残留ということではない」と胸を説明した。

ラジオでは冒頭、お笑いコンビ極楽相方の山本圭壱(51)が「エージェントがどうのこうのとか、残留でいいんですね」と質問した。

すると加藤氏は、こう答えた。

「残留ですか…ああいう書き方されるから、そういう風に見えますけど、僕は吉本というエージェントを通して、吉本の仕事をする。他の仕事は他のエージェントを通してやる。これを大崎(洋)会長にOKしてもらいました」

「吉本にはお世話になったし、今後も(公式ホームページに)プロフィールは載る」のだが「残留っていえば、今まで通りってことでしょ。そうじゃない」。

つまりは、吉本とは別に個人でも仕事をすることの了解を得たと説明した。

吉本との対等な関係を求め、領海を得た

加藤氏のいう今までの吉本興行とのこれまでのマネジメント契約は、

  • あくまで「個人」の仕事はできない
  • 自分がディレクターから直接もらった仕事も、全部、吉本を通さなければならなかった

ということであった。

そして、今後は「他のエージェントを通す仕事もある。代理人を雇うかもしれないし、自分で受けるかもしれない」と補足説明した。

その流れの先に

「やっぱりテレビ、ラジオは吉本が強いから、吉本の仕事で、じゃあ例えば出版だったら、
出版に強い人と話をして、連載の話があったりすれば、その人と、どんどん幅が広がるかもしれない」

と具体的に言及し、あくまでも、吉本と対等な関係を求め、エージェント契約に至ったという。

また一方で

「吉本がエージェントとして、すばらしかったら、やっぱり吉本の仕事が多くなる。
すばらしいエージェントになってほしいという思いもある」

と、吉本への思いも語った。

自由と責任、両方を背負う覚悟を示す

加藤氏は、一方で

「こっちは自由をいただくわけだから、何かあったらリスクを負わなきゃいけない。
自分でリスクマネジメントの代理人を雇って対応しなきゃいけない。
自由を勝ち取るためには、リスクを負う。これは大事なこと」

と、新たな立場での覚悟を示した。

今回の騒動の原点となる宮迫博之、田村亮の闇営業問題にも触れ、

「今回の宮迫さん、亮もリスクは自分で負うわけで、
だったら、謝罪会見したいと言えば、もっと早くできた。
会社には、会社の事情もあるわけで、すぐにはそりゃ、できない」

と、理解も示しつつ、今後は自由と責任を負う立場になると強調した。

まとめ ネット上でもますます加藤浩次の動向に期待が高まる

結論とすれば、加藤浩次は、新たに吉本と新しい契約を結び、

ワンノブゼム、つまり、選択肢の中の1つのエージェントとして吉本興行と仕事をすることになる。

すでに吉本興業は、新たな展開に向けて、

芸人・タレント自身が一定のマネジメントを担う「エージェント契約」を導入すると発表した。

いわゆる「膿を出して」の旧来の緩い関係性を断ち切る展開に入る。

この問題をある意味集約させて自分自身の立ち回りで改革の方向に持ってきた加藤浩次。

持っているテレビ番組もすべて現在進行形である。

これまで変わらぬ決意をもった姿勢に期待したい。

タイトルとURLをコピーしました