女優の大竹しのぶのコロナの影響による演劇公演中止にかんするインタビューの中の一説にびしっときた!
2020年4月4日に初日を迎えるはずだった舞台『桜の園』が、全公演が中止になった。2月半ばから稽古を積み重ね、準備は万全。「あとはお客様に見せるだけ」という状態だった。
その件についてはなしているのだが、話は恩師にあたる演出家の故蜷川幸雄氏のコトバの思いだが非常に痛烈に響く!
「17年前ですね。蜷川幸雄さんが『ギリシャ悲劇をやるんだったら、ギリシャぐらい行ってこい』と言うので、世界で一番古い劇場に行きました。すり鉢状になっていて、一番下で手を打ってもパーンと響くような、よくできたつくりで。その時、そこはもともと、病院だったと聞いたんです。メンタルから病気を治すために、患者に合わせて、悲劇を見せたり喜劇を見せたりしていたと。演劇は一つの治療法だったんですね。役者というのはそういう仕事なんだと、感動しました」
出典:Yahooニュース
思わずコラムを書こうというこの記事の筆者も、ギリシアに行こうかと思った。