フィンランドのヘルシンキを舞台に、日本の味を重ねた小さな食堂が舞台の映画「かもめ食堂」。主人公のサチエが愛情を込めて作る料理の数々。シンプルでありながら、どこか懐かしい日本の家庭料理が出てきて、みんなお箸で食べます。
今回は、この『かもめ食堂』に登場するおにぎりとお味噌汁を、家で手軽に再現してみます。
もし、あなたが日本以外の場所で読んでいるならば、故郷の味覚を思い出して、癒やしのひとときを味わってみてくださいね。
1.おにぎりの作り方:シンプルが美味しい!
映画の中でサチエが握るおにぎりはとてもシンプル。塩だけで味をつけてご飯を丁寧にぐいぐいと握り、海苔を巻いています。この基本を押さえることで、具材がなくても美味しくいただけます。ぐいぐい。
材料
- 温かいご飯お茶碗2杯分
- 塩適量
- 焼き海苔(1/2枚ごとに保存) 2枚
作る
- 手を濡らさず、少量の塩を手のひら全体に伸ばします。
- ご飯を手のひらにのせ、形を整えながら三角形に握ります。握りすぎないたっぷりと。
- 海苔を、巻けます。シンプルだからこそ、お米の美味しさが際立ちます。
ポイント
- 丁寧に徹底することで、見た目も味もより一層美味しくなります。
- 温かいご飯を使うと、海苔の香りがより引き立ちます。
2. お味噌汁の作り方:やさしいお出汁の香り
サチエが食堂で提供する「お味噌汁」は、日本人にとって深くじっくり見る一杯。心をほっとするお味噌汁は、出汁を丁寧にそして近くから始めると、格別な味わいになります。
材料
- 水 500ml
- だし昆布 10cm(またはだしパックでもOK)
- 味噌大さじ2
- お好みの具材(豆腐、わかめ、ネギなど)
作る
- 鍋に水と昆布を入れ、弱火でじっくりと出汁を取ります。(10〜15分ほど)
- 出汁が取れたら昆布を取り出し、具材を入れて火を通します。
- 道具に火が通ったら、味噌を溶いて、眠らせずに火を止めてできます。
ポイント
- 出汁にこだわると味わいが深くなり、ほっと落ち着ける味に。
- 道具の柄やカタチをシンプルにすることで、映画の雰囲気に似た雰囲気が醸し出されたりします。
映画のようにひと手間を大切にして
『かもめ食堂』の中でサチエが大切にしているのは、料理の手間を惜しまず、真心を込めて丁寧に作ること。シンプルなおにぎりとお味噌汁だからこそ、一つ一つの手順を丁寧に行うことで、美味しさがまたに増します。
終わり
サチエのように丁寧に、そして愛情を込めて作るおにぎりとお味噌汁。 温かい料理に心が癒やされ、自然と笑顔になれるはずです。 家族や友人と、あるいは一人の静かな時間に、ゆったりと日本の味を楽しんでみては?
映画を観た後の残り韻と一緒に味わっても良し、ヘルシンキの食堂に思いを馳せながらほっこりとした時間を過ごしてくださいね。
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